小学生がなぜプログラミング教室に行く必要があるのか
小学生にとって習い事はもはや当たり前といっていいくらいにみんながやっていることになっています。習い事を全くやっていないのは少数派といってもいいかもしれません。
一番人気は水泳。喘息を克服するためなど体力的なことを理由に始める人も多いですが、基礎体力をつけるために、という理由で始める人も多いようです。次はピアノとかも未だに人気ですよね。
そして最近だとダンス。やはり学校での必修化は大きな影響力を持ちます。そういう意味では英語、英会話教室もです。
そんな中時々聞くのがプログラミング教室です。こちらも2020年に必修化されるのですが、水泳やピアノ、ダンスなどはたとえ親が何も経験がなくても、どんなスキルがつくのか、ということがわかりやすいです。
いずれの習い事も全員が全員プロになるために習っているわけではないことはあきらかです。水泳だったらオリンピックに行くためにやっている人はかなり少ないでしょう。ピアノもピアニストになるためにやっている人はごく少数でしょう。
そいういった観点からプログラミング教室に行く理由を考えてみました。
集中力を鍛える
プログラミングはおしゃべりしながらできるかというと、少し難しい部分があります。そしてこれはピアノなどでも一緒ですが、継続して取り組まないと、成果は出ません。そういう意味で、この集中力というのは習い事全般に共通する目的といってもいいかもしれません。
論理的思考力の養成
これはプログラミングを身につける際に必要となる重要なスキルです。プログラムは書いたとおりにしか動きません。ロジックが間違っていれば、間違った通りの動き方しかしないのです。
プログラムを1個動かすということは論理的思考を養うということと通じているのです。そしてこの能力は将来いろいろなところで役に立つ基礎学力といってもいいでしょう。ただ難点は少し見えづらいということです。算数や習字のように目に見えた成果が分かりづらいというところですね。
将来の職業選択
これは最近の親御さんはかなり感じているのではないでしょうか。手に職系の仕事の中ではかなり需要も高く、そして年収にも関係してくることになります。会社という組織でシステムを使わないことって少ないくらいです。
その際にプログラミングを知っているか知っていないか、ということは実際に自分がプログラミングをするかどうかとは関係なく、非常に大きいな意味を持ちます。会話が違ってくるのです。
習い事の位置づけが、その道のプロになるというよりは、基礎体力や基礎学力を付けるというところにあるのだとすると、プログラミングはありでしょう。
ただ、その際に気をつけたいのは、これまで基礎体力や基礎学力をつける習い事の代表格だった水泳、習字、英会話のように目に見えた成果が得られにくいのがプログラミングの特徴です。
そこだけは分かっておいたほうがいいでしょう。でもプログラミング教室でなくてもプログラミングに触れるということは将来お子さんの役に立つことは間違いないということは覚えておいたほうがいいですよ。